第五北川丸遭難者慰霊祭 佐木島向田でおごそかに

掲載号 14年04月19日号

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昭和32年に起きた第五北川丸沈没事件犠牲者を追悼する慰霊祭が12日、三原市佐木島向田の丘にある慰霊碑の前で、厳かに行なわれおよそ30人が参列した。

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遭難事件が起きたのは、同年の4月12日。瀬戸田町耕三寺の参詣客や花見客を乗せた第五北川丸は、尾道に向けて航行中に、三原瀬戸の寅丸礁付近で座礁し、沈没した。死者・行方者113人、負傷者49人の大惨事となった。

翌年に事故現場を見下ろす向田の丘の上に慰霊碑が建立された。慰霊祭は今年で58回目。51回からは、佐木島の土森広光さんを会長とするボランティア団体によってつづけられてきた。

兵庫県加西市の救出された松尾三代治さんと姉・妹らが参加した。松尾さんの父と会社の従業員は亡くなった。広島市からも遺族が訪れた。

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