老馬の智、用うべし

掲載号 14年01月11日号

前の記事:“講演「深海の世界」しんかい6500 吉梅剛元潜航長(因島三庄町出身)
次の記事: “尾道市新年互礼会 507人が新年祝う「政経一体で世界へ」

今年の正月3箇日(さんがにち)は土日がつながり大型連休になったサラリーマンは多く、たっぷり充電できたことでしょう。

今年は「甲午歳」。甲は殻、午はさからう(殻を破るも抵抗強しの訃)熟慮断行をすすめたい。1930年生まれの午歳といえば庚午(こうご)で産経新聞社入社は昭和28年組。俵孝太郎や故萌子ら。先輩では司馬遼太郎がいた。その中の一人に関西で頑張ってきた政経評論家泉和幸の年賀状がふるっていた。「老馬の智、用うべし」と斉・桓公が大軍雪路に愛馬の鞍をはずして帰還した例をあげた忠告、胸打たれる。

(村上幹郎)

関連書籍

E