町あげた伝統行事 因島大浜の神明祭 大とんど勇ましく

掲載号 13年02月09日号

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およそ400年の伝統を誇る因島大浜町(大出純廣町内会長)の神明祭が3日公民館広場を中心に行われ大とんど4基が勇ましく舞った。

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祭りは前日から忙しい。東、西、中浜、沢崎の4地区の当舎(とうや)に住民が集まり、男衆はとんど作り、女衆は祝宴の準備。

祭りの中心を担うのは初老(41歳)子丑会18人と還暦の巳午会27人の男女。4基のとんどが広場に集結。ところ狭しとばかりに勢いを競う。

「オッセー、オッセー」「モーリマッセー、モーリマッセー」の掛け声が上り、激しい押し合いが始り、祭りはクライマックスに達した。

その後、とんどを各地区に持ち帰り、各家のしめ縄とともに豊年と厄払いなどを願って燃やした。夜は各当舎に集まり、祝宴を楽しんだ。

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