因島出陣式で亀井第一声 風雲児の鬼の目にも涙

掲載号 12年12月08日号

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瀬戸内から中国山地にかけて5市2町を駆けめぐる第6選挙区。中選挙区時代から数えて12選を目指す「未来前職」の亀井静香に再挑戦する「自民新人」の小島敏文が競い合っている。

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前々回の郵政選挙は落下傘のホリエモンとのずぶぬれの激戦を制し前回は国民新党代表代行として磐石だった。今回は有権者の多い南部沿岸地域で自民党の追い上げで三原市では小島一歩リードというニュースが流れている。尾道も僅差で候補者を擁立できなかった民主支持層の動向が注目される。

新人の共産花岡は両候補に離されており、県北では、自民支持層や佐藤公治支持層の民主系無派層にも食い込んでいる亀井が優勢と伝えられる。

前回初挑戦だった小島は今回は自民支持層の6割弱を固めたといわれ20―40歳代では亀井を上回り、50代はほぼ互角と見る下馬評も。

接戦を前にちょっとしたハプニング。因島出陣式会場の亀井第一声が感涙にむせび声になった場面があった。風雲児の鬼の目にも涙をのぞき見た一人である。

(村上幹郎)

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