ヘルニア手術と幻覚症状(前)

掲載号 12年11月03日号

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 右鼠径ヘルニアの手術を終え因島医師会病院を退院すると秋風が頬をなでて通り過ぎた。今年の残暑はことのほか厳しかったが時が変われば季節の移り変わりは肌で知らせてくれる。

 季節だけではない。政局も国民の目にうつるほど変化。それに対応できていないのが政治・経済界。「命あるうちに最後のご奉公を…」と、80歳の東京都知事の座をけって国政に跳び出した石原慎太郎氏の思いに同調する国民は多い。戦後67年、米国の傘の下、理不尽な韓国、中国に対して日本の主張を展開できず、国土を守る気概を忘れ愛国教育までおろそかにしてきて久しい。「このままでは日本は沈没する」と憂う声の波高し。

 話は自分のことで恐縮だが83歳にしてヘルニア手術のあと、幻覚症状。室内のライトを下げるとベッドが立ったり、天井から赤い羽根のハト位のコウモリがぶら下ったりetc。翌日の回診で、その話をしますと生活環境の変化でよくあることだ―と急遽対応。ことなきを得ました。この項次回に―。

(村上幹郎)

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