再評価される亀井氏の柔軟な政治手法

掲載号 12年09月01日号

前の記事:“【投稿】小学校統合に想う 学校統廃合に関する所感(終)
次の記事: “新会長に聞く 国際ソロプチミストしまなみ 林玲子会長

衆院解散は10月以降とマスコミが照準を合わせるが、今のままで野田内閣が総辞職したら日本は立ち直れるのだろうか。今の政治構造で政権交代してもまた同じことの繰り返しになりそうだ。

今、必要なのは日本の政治に危機感を抱く政治家の結集だろう。すでに連立を組んでドジョウが進言を聞かない―と消費税法案に反対してカメさんは離脱、新党づくりに奔走をはじめている。

カメさんの兄貴分にあたる東京都知事石原慎太郎氏を説得した「石原新党」構想は仕切り直し。話題の中心人物、橋下徹大阪市長とはソリが合わないようだが、民主党の小沢一郎元代表とも仲はよくない。

だが、亀井静香代議士は広島六区にとっても重要な存在。自民党時代から合従連衡を仕掛けてきた策士の才もある。が、その反面、小泉純一郎首相誕生には手を貸したが裏切られるという一幕もある。

政治状況に合わせて柔軟に態勢を構える政治手法は評価されてきた。その亀井氏も次の選挙が最後になるだろう。ひと花咲かしてほしい。

(村上幹郎)

関連書籍

E