「陳情書」を提出した田熊小を存続させる会 岡野信亮代表に聞く
掲載号 12年06月16日号
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「田熊小学校を存続させる会」は5月21日、尾道市教育委員長と尾道市議会議長宛に、田熊小存続を求める「陳情書」を提出した=写真。会代表の岡野信亮さんに今後の活動のことなどを聞いた。
―田熊小の存続を求める「陳情書」提出への反響はどうでしたか。
『よく訴えかけてくれた。これは誰かがやらなければならないことだと思う、頑張ってください』などと町内の方から声をかけてもらった。町外の方からも励ましを受けました。
テレビ、新聞に報道されたことでより広い地域に伝わった。
―署名運動の計画は。
色々な動きを見ながら考えていきたい。
―少人数教育の弊害を指摘する人もいますが。
例えば『いじめの問題』ですが、複数クラスにしたから解決できるような問題ではない。大規模校でも小規模校でも避けられない問題であるなら、小規模校の方が対処しやすのではないか。
―田熊町の児童が取り残されると、不安を口にする人がいますが。
統合を望んでいるなら仕方ないと思う。統合された小学校への通学を選択してもかまわない。しかし、田熊小を存続させて、他の地域の人がうらやむ特色ある学校をつくっていけばよい。そして、二つの小学校が切磋琢磨して互いに高め合っていけばよいのではないか。
―他校区の人たちに訴えたいことは。
この問題は、尾道市全体の問題であることをみなさんに理解してほしい
―今後の活動計画は。
今のままでは田熊小はなくなってしまいます。私たちの想いを訴えつづけていきたい。