統合問題で説明会 生口中学校保護者が質問 様々な問題点が浮上

掲載号 12年02月04日号

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尾道市教委は生口中と瀬戸田中の統合問題説明会を生口中保護者を対象に1日、原町のいきいきサロンで開催した。保護者21人、半田光行教育長ら市教委5人が参加し活発な質問と説明が行なわれた。

保護者からの質問は次の通り。

  1. 瀬戸田中の部活早朝練習は何時からか。路線バスへの要望はとおるのか。
  2. 部活後の女生徒の下校時安全問題。
  3. 瀬戸田中の給食は統合後も継続されるのか。
  4. 2校とも海沿いであるが、津波対策についてどう考えるか。
  5. 両方とも埋め立て地に建てられた校舎であり、グラウンドの下に何が埋まっているか不明だ。瀬戸田中はガスが出ているのではないか。

教育長の主な回答は次の通り。

  1. 路線バスの時刻は改正します。
  2. 新たに学校区に入る地域の声を届けて欲しい。市教委も直ちに準備を始める。
  3. 給食は大事なことであり、継続していく。
  4. 国を挙げてのテーマであり、広島県のなかでも尾道市の対応は遅れている。いつ地震があるか分からない。県と歩調を合わせてやって行きたい。平成27年度までに耐震対策を完成させよとの国の方針に遅れないようにしていきたい。
  5. の質問に対しては直接回答しなかった。その上で教育長は、「跡地利用の問題は、地元の意見を聞きながら良い方法を探っていきたい」と語った。

生口中の保護者を対象にした説明会は、昨年10月以来、今回で3回目。様々な課題が浮かび上がってきている。大地震と津波から校舎とグラウンド災害対策に関する質問がだされた。(5)の質問で出された内容が事実ならば、早急な調査が求められる。

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