近況報告 因島高校定時制教頭 髙坂学

掲載号 11年08月13日号

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現在の因島高校定時制の生徒は43人。一般市民聴講生が45人。定時制は働きながら4年間通学することが基本ですが、最近では入学する大半が3年間で卒業する、3修制を希望しています。

入学時から保育士、介護士、看護士、コンピュータなどの進路目標を持ち、専門学校への進学をめざしています。今春の就職実績においても目に見えた成果が出てきました。昨年の10月段階で100%の内定を得ることに成功したのです。

定時制は、様々な事情から入学した生徒たちが、少人数教育の環境のもとでもう一度がんばりたいと再出発する場になっています。

その雰囲気に適合することで大きく変わる生徒も出てきます。学ぶ仲間に出会い心が開かれ、自信をつける結果も生まれています。

部活動にも積極的で、大半が参加しています。陸上部は毎年、全国大会に出場をとげています。

聴講生制度も地域に好評で、情報(パソコン)、トレーニングルームを使用した体力づくり、工芸(陶芸)、書道のうち、3教科を行なっています。現役生徒と聴講生の共同授業で互いに刺激しあう効果がでてきております。

進路対策に力を入れてきました。福山市の穴吹学園を訪問し、授業を体験しました。それにさきがけ、同学園の教務部課長の村上主典さんを招き、教育講演会を開催しました。また、総合的学習のとして、面接マナー講座を行ないました。

12月には社会人講演会を行ないます。11月20日オープンスクール・11月25日文化祭が開かれます。全日とともにいっそうの充実が求められております。

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