設計技術で地域貢献 中庄八幡神社前総代会会計役 滝川茂幸さん(68)

掲載号 11年05月28日号

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1200年の歴史を誇る因島中庄町の熊箇原八幡神社は数年前から、境内の建築物の修復や整備を行なってきた。とりわけ、昨年完成した「神社境内鳥瞰案内図」の設置は長年の願いだった。

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中庄町蘇功区に住む滝川茂幸さんは、4年前宮総代会会計役を受けてから、これらの事業の見積もりや設計などを中心的に担ってきた。また同区の子ども神輿を新調するときにも、設計をかってでた。

広島市で生まれ育った後高校時代からは神戸市で暮らした。当時、自作のラジオがはやり、オーディオ組み立てに熱中し、東京日本橋の専門店に部品を買いに行ったこともあった。ポール アンカやニール セダカ、ビートルズにも夢中になった。

機械いじりが大好きで、就職した会社ではT定規片手に陸上用重機の設計を一から教わり、設計技術者として独立する。

神戸市灘区に住んでいたが、平成7年の阪神・淡路大震災で被災。まもなく知人の好意で因島に移住。生きているだけでありがたかったという。「設計ひとすじで身に付けた技術を地域のために活かすことができて、ほんとうにうれしい」と語る。

趣味は魚釣り。魚が食べたくなったら、自転車で磯釣りに行く。肺を鍛えるために、週一回のカラオケが有効。

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