問われる尾道市の未来 住民は何を目標にすればいいのだろうか。
掲載号 11年04月16日号
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月に叢雲(むらくも)花に風―名月を眺めようとすれば雲がかかり、花を愛でようとすれば風が吹いて花びらを散らす。世の中はとかくままならぬというたとえだが、散るサクラ、残るサクラも散るサクラと詠んだ人もいる。
ことしのサクラは例年より開花が1週間ほど遅れた。待ちきれずに、酒なくて、なんのおのれが花見かな―と、蕾の下で夜ザクラの宴。そこへやって来た市議立候補予定者。「東日本大震災は救助の段階は過ぎて救済の段階に入った。被災1か月を過ぎると復旧から復興へと進むなかでの生活の安定と産業経済、精神文化の配分がむずかしくなる。花見も自粛という世間のムードが続けば"自粛不況"に落ち込んでしまう」とのたまう。
それではどうすればよいのかという主張や議論にはなってこない。酒の宴の話題としては不粋と決めつける人も少なくない。
これからの尾道市の形はどうなるのだろうか。道州制への道程も定かでない選挙戦。住民は何を目標にすればいいのだろうか。
(村上幹郎)


