瀬戸田檸檬菓子工房「パティスリーオクモト」シェフ奥本隆三さん(28)

掲載号 10年12月11日号

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瀬戸田檸檬(れもん)菓子工房「パティスリーオクモト」が11月27日、瀬戸田町中野に移転オープンした。店内にはレモンケーキ「まごころ」、レモンロール、レモンチーズなど瀬戸田レモンをふんだんに使ったお菓子が並んでいる。

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シェフの奥本さんは、小学3年生の頃から母親とマドレーヌやシュークリームを作るのが楽しみだった。瀬戸田高校卒業後、「自分の好きな仕事につく」と決めて大阪の辻製菓専門学校入学。さらに神戸で7年間修行。店を出すなら生まれ故郷でと、妻と二人で2年半前にパティスリーオクモトが始まった。

「瀬戸田をレモンで元気にしたい」という願いがこもるケーキは、最初1週間100個の製造だったが今では3000個と好評。しまなみ海道瀬戸田PA、天満屋福山などにも卸している。「レモンのおかげで店を大きくできた」と感謝する。

シェフのこだわりは「瀬戸田とともにあゆむ店。菓子づくりのために1週間50キロのレモンをJA三原から仕入れる。生産農家との付き合いを大事にしたい。島外から訪れる人々に、地元で作ったものでおもてなし。その主力はこのケーキだ。」と夢を語る。

瀬戸田町名荷在住。休日には四国などに出かけ、その地域のお菓子を食べ歩き、研究に余念がない。

パティスリーオクモトのホームページはこちらからどうぞ。

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