因島高校90周年祝い記念式典に500人 新しい伝統創造誓う

掲載号 10年11月27日号

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県立因島高校(古川正徳校長)は20日、同校体育館で、創立90周年記念式典を行なった。全日制309人と定時制34人の在校生、同窓生ら500人が出席。90年の歴史を祝うとともに新しい伝統の創造を誓った。

古川校長は「21世紀を担うキラリと光る若者を育てたい」と決意を披露した。小江章実行委員長は「現在の頑張っている高校の姿を知ってほしい」と訴えた。

公文雅彦生徒会長は「先輩たちの作り上げた歴史の上に新しい伝統を加えるために努力する」と誓った。

式典終了後、同窓生でもある中山隆弘広島工大教授が「自然災害から生命を守る三つの〝助〟」と題する記念講演を行った。

午後には、芸予文化情報センターで記念祝賀会が行われた。

因島高校は、大正9年(1920)土生町立女子実業補習学校として開校。昭和13年(1938)土生高等女学校として県に移管。平成11年、因島高校と因島北高校が統合し、現在にいたる。古川正徳校長は「今までの伝統に感謝し、来るべき100周年に向けて進みたい」と語る。

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