しまなみ海道料金制度継続 尾道市ら要望

掲載号 10年08月21日号

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 平谷祐宏尾道市長らは19日、東京において、瀬戸内しまなみ海道の料金制度の継続について、地元選出国会議員、民主党への要望書を提出した。

 平日通勤割引及び平日昼間割引の継続▽土・日・祝日終日割引の継続▽「高速道路無料化」の実現▽生活航路への支援を要望した。要望書は次の通り。

要望書

 広島県尾道市と愛媛県今治市を結ぶ「瀬戸内しまなみ海道(西瀬戸自動車道)」は、産業振興、観光振興に大きく貢献する非常に重要な高速道路であります。

 現在の高速道路の料金制度は、国が掲げている高速道路の有効活用による地域経済の活性化に大いに貢献しており、沿線自治体が一体となった地域振興策にも繋がっております。

 しかしながら、現在の料金制度は、今年度末までとされており、終了となれば料金の大幅な値上げとなり地域経済の活性化に影響が生じるだけでなく、瀬戸内しまなみ海道沿線の住民生活に大きな影響が出ると懸念しております。

 瀬戸内しまなみ海道は、沿線住民の生活道路として近距離移動を担う、他に代替道路のない唯一の幹線道路であり、通勤・通院など日常生活に欠かすことができないため、現在の料金制度を継続することについて特段のご配慮を賜りますようお願いいたします。

 併せて、島しょ部の航路も住民にとっては重要な交通手段であり、国におかれましても、生活航路を維持することについてのご支援を賜りますようお願いいたします。

平成22年8月19日

 尾道市長平谷祐宏、尾道市議会議長松谷成人、尾道商工会議所会頭石川悟、因島商工会議所会頭村上祐司、尾道しまなみ商工会会長内海和男、今治市長菅良二、今治市議会議長岡田勝利、今治商工会議所会頭村上景一、越智商工会会長安野邦彦、しまなみ商工会会長村上友則。

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