因島コンサートに向け原田真二さん新曲作り進む住民との交流ひろがる

掲載号 10年05月22日号

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因島空襲記念日の7月28日に因島運動公園(重井町)でコンサートを行なう歌手の原田真二さんは19・20日、再び因島を訪れ新曲の取材と住民との交流を行なった。

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花園の職員から花束をうけとる原田さん

19日夕方に因島に到着した原田さんは、三庄町のファン宅で食事会を行い、親交を深めた。翌朝5時、三庄町有志の釣り船に乗船。海から因島を取材。釣りも楽しみながら日立造船―東部海岸―因島大橋と回り、島を一周して、昼前に土生町の桟橋にもどってきた。

因島総合支所食堂で昼食をとり、松浦正美因島総合支所長、伊賀淳二市民生活課長、森田隆博しまおこし課長らに挨拶、多くの職員と記念撮影をした。

因島運動公園などを管理している尾道市自治振興事業団を訪れ、全職員に挨拶し、尼子忠邦因島市民会館長も加わり、記念撮影。同事業団事務局長・巻幡唯水さんの案内で芸予文化情報センターを見学、図書館にも足を運んだ。野外コンサートの警備に心をくだいている因島警察署を訪問、山田希和次長に会見し挨拶をした。

高齢者と交流会

午後2時、因島土生町の高齢者総合福祉施設「花園」(荻野康彦施設長)で利用者およそ50人との交流会を行なった。お年寄りたちが、「因島小唄」「こいのぼり」「せいくらべ」を歌って歓迎。原田さんはそれに応えて「太平洋戦争をはさんで皆さん方のご苦労があって今があると思います。若い世代を代表して心から感謝したい。空襲を受けた因島からも、自分の歌で平和を発信していきたい」とスピーチした。

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記者発表と説明会

竹本宗文・企画担当プロデューサーと青木忠実行委員長は17日、因島総合支所食堂で記者発表と地域説明会を行なった。18日には因島商店街連絡協議会(村上富男会長)会長・副会長との食事会に出席し、実施内容について説明した。

原田杯テニス大会

野外コンサートが開催される7月28日午前8時30から、因島運動公園テニスコートで「因島ピースカップ(原田真二杯)ソフトテニス大会」が開催される。原田真二さんも会場を訪れる。

DVD撮影順調

因島をテーマにした新曲作りとともにDVDの撮影が順調に進んでいる。7月28日のコンサートと、それに向かう原田真二さんと因島の風景と人々の姿を映像化する。完成すると、9・11を中心にした被爆ピアノニューヨークコンサートでも公開されるとともに、全国的に発売される計画である。

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