静かな島のGW 高速料金が千円のうちに…

掲載号 10年05月08日号

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 政局が混迷するなかでの大型連休。庶民には直接影響はないとは言っておれないはずだがGWの高速道路は車の洪水で例年と変らない渋滞がおきていた。「平和日本―」と喜んでいてもいいのだろうか。

 因島の歴史的イベントは4日の島四国八十八か所のお大師さんの「お接待」。早朝から親子連れのにわかお遍路さんや島外からのリピーターで札所はにぎわったが島内はお盆や正月のような帰省客も少なく静かなGW。

 因島を一歩外に出ればしまなみ海道は上下線とも車の洪水。帰省と観光をかねた家族に問いかけると「高速料金が千円のうちに…」という答えが返ってきた。渡橋料金の無料公約違反に腹を立てているのは生活道路になっている島民だけではない。

 しまなみ海道全通当時は観光客のラッシュで受け入れにとまどった。それも一過性に終わってみると、広島県側の向島―因島―生口島と愛媛県側の大三島―伯方島―大島の観光合戦は宮窪の瀬戸の急流観光船などの体験型に人気があったようだ。

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