雨ではじまった高校無償化スタート

掲載号 10年04月03日号

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 新年度がスタートした4月1日の日本列島は雨。民主党が掲げたマニュフェストの目玉の一つだった高校無償化で授業料がいらなくなる。私立校生らも就学支援金が支給され、子育て世代には恩恵があるようだ。

 そのツケはどこが肩がわりをするのかと心配する声もある。ともあれ庶民は目先の家計にあまんじざるを得ない。

 少子高齢化で日本の暮らしはどんどん変ってきた。医療、年金を支える社会保険料はじんわりと増え、企業の経営統合は相次いでいる。製造業の日銀短観は4期連続上向きと発表しているが不況ムードに光が見当たらない。

 政治と金。普天間移設問題など国民はいらいら、はらはら。一時は四面楚歌だった郵政改革法案は終って見れば亀井静香大臣に軍杯が上がり豪腕ぶりを発揮した。

 思うにまかせないのが今夏行なわれる参院選。国民新党現職の亀井郁夫氏(76)が3選を決意していたが3月末、のどの痛みからドクターストップ。立候補を断念した。同党は候補擁立を見送る公算大という。

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