アメリカ議会図書館が「因島空襲」本を購入 独自の調査に関心示す

掲載号 09年11月21日号

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1945年の米軍による因島への空襲を描いた、自主出版本「瀬戸内の太平洋戦争 因島空襲」への注文が17日、アメリカ議会図書館から届いた。

仲介した日本出版貿易(株)海外営業二部(東京千代田区)の話によれば、「何冊かの注文のなかに、著者の名前と住所を記したものがあった」という。

同図書館は1800年、合衆国議会図書室として発足。首都ワシントンDCにあり、数千万冊の書籍や各種資料など1億点を超える世界最大級の図書館。日本の国立国会図書館は1948年、それをモデルに創設された。

因島空襲の調査は、体験者や関係者の聞き取りを中心に進められてきた。そこで浮かびあがった内容は、米国や米軍も入手できていない。その点で、関心を呼んだのではないかとみられている。

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