因島・奥山ダム完成 受益者らが竣工式 平成22年から供用開始

掲載号 09年02月07日号

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 平成16年から工事がつづいていた因島中庄町の奥山ダムが完成し5日、受益者ら80人が集まり、竣工式を行った。

 この事業は、県営畑地帯総合整備事業として、かんがい用水の確保と農道の整備を行い、因島北部地区の農業の振興を図る目的で40年前ごろ話がもち上がった。キヌサヤやワケギなどの野菜産地である同地区への安定した水の供給が期待されている。

 ダムの型式は、重力式コンクリートダム。堤高32・7メートル、堤頂長106メートル、有効貯水量27万7000トン。総事業費74億円。受益面積151ヘクタール。

 主催者挨拶にたった重井地区受益地連絡協議会の村上泰通会長は、「念願のダムが完成したことをともに喜びたい。地権者である中庄地区のご協力に感謝したい」と、喜びを語った。平谷祐宏尾道市長は、「スローフード(本来的で自然な食生活)のまちづくりの励みになる」と、述べた。

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