太陽の恵みに感謝 まちの発電所めぐり【4】麓秀子さん宅(大浜町)

掲載号 09年01月31日号

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 小学校教員を38年間勤め退職後、身内の年寄りの世話をしながら農業をしている。因島大浜町の麓秀子さん(64)が、太陽光発電に踏み切ったのは、2004年5月。母屋の屋根ふきかえと改修をした時、大工にすすめられた。もともと環境問題に関心があり、すぐ同意した。「少しでもクリーンなエネルギーを使いたい。まず自分でできることから始めたい」と思った。

 母屋と別棟の風呂場の屋根2カ所に計37枚のパネルを設置。4.88KW。母屋はオール電化、風呂場は天日温水器と灯油を使用している。

 設置後、オール電化効果と太陽光発電によって光熱費は半減した。さらに余剰電力を中国電力に販売できる。その結果、1年間を通した実質の電気代は、ほぼゼロに近くなった。また、風呂場の天日温水器の効果で、4月から10月の間は、灯油をまったく使わなくて済む。太陽の恵みを生かした生活に満足している。

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