ともあれ造船関連企業は景気持続の新年を

掲載号 09年01月01日号

前の記事:“年末に帰省の息子がガラス拭き見通しのよき正月となる
次の記事: “秀策囲碁記念館前におみやげ店「わすれな草」オープン

 明けましておめでとうございます。昨年はライフワークにしている碁聖・本因坊秀策伝承の殿堂、囲碁記念館と生家復元が因島外浦町にオープン。市民劇団尾道テゴー座による「秀策・虎次郎ものがたり」が市民会館大ホールで公演されるなど秀策先生に明け暮れた一年でした。芝居の原作者として熱い感動、大きな拍手をいただき冥利につきる多くの出会いがありました。

 秀策が生きた幕末の動乱期は、ちょうど篤姫の時代がオーバーラップして身近に感じた人たちが多かったようです。そして権力の座にある人たちでもどうにもならないご時勢、変革を現代の世相に映し出していました。

 考え方によれば江戸時代の方がまだよかったかも知れない。顔見知りならツケがきいたし、大家さんに頼み込めば長屋に居座れた。今は仕事を切られると寮を追い出され、金がなくては食べることもできない。自治体が住宅や臨時の仕事を用意しても焼け石に水。ともあれ造船関連企業は景気持続の新年を迎えています。

(村上幹郎)

関連書籍

E