県立瀬戸田病院問題 尾道市議会一般質問 地元市議が存続要望

掲載号 08年09月13日号

前の記事:“華やかに因島美術展 若い息吹デザイン部門 43年の伝統を引き継ぐ
次の記事: “ふたりの時代【13】青木昌彦名誉教授への返信

 瀬戸田町出身の飯田照男市議(誠友会)=写真=は10日、尾道市議会一般質問において県立瀬戸田病院問題について質した。同病院の存続は、生口島1万2000人の要望であると強調したうえで、

  1. 県との協議の現状
  2. 尾道市の考えについて
質問した。さらにそのうえで、「同病院とその隣にある特別養護老人ホーム楽生苑は、車の両輪のようなもの。存続を求める」と要望した。

 それに対して平谷祐宏市長は、地域の医療の確保は必要であるという立場を強調したうえで、「有床診療所としての存続を検討し、県との協議を進めていきたい」と答弁し、従来の見解を示した。

 瀬戸田区長会は6月、「市直営の医療機関としての運営の検討を求める」要望書を市長らに提出している。

関連書籍

E