尾道市が市民提案事業 市民が提案まちづくり 行政が財政支援で応援

掲載号 08年05月17日号

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 尾道市は9日、尾道市市民提案事業の募集を開始した。「市民がアイディアを出し、市民が立案し、そして市民が実施する」という団体の活動経費の一部を尾道市が補助し、市民自らまちを創る「やる気」を支援する。

 市は、市民との協働のまちづくりを普及推進し、市民が誇りを持てる個性的で魅力ある地域社会の実現ににつなげたいと期待する。

 補助対象になる団体は、まちづくり活動を自主的、主体的に推進しており、5人以上のメンバーがいて、うち5人以上が市内に居住または通勤・通学する18歳以上の者で構成されているなどが条件。

 補助活動対象は、市の総合計画に掲げる文化、福祉、防災、環境などのまちづくり活動。

 補助の回数は、同一事業において1団体当たり連続で3回(3年)まで。補助率は交付対象経費の2分の1。補助金の上限は、1回目(1年目)100万円▽2回目(2年目)75万円▽3回目(3年目)50万円。

 随時募集し、一定期間ごとに審査会を行なう。提案された書類を審査した後、補助金交付の趣旨に沿うと判断された事業について、提案者がプレゼンテーションをして決める。
福山市も同様の事業をおこなっているが、市民参加型のまちづくり活動が、地域活性化の起爆剤になるか注目される。

【問い合わせ・提案先】尾道市政策企画係TEL0848-25-7316。

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