しまなみ海道各観光地のゴールデンウィーク 観光客前年下回り 関係者は浮かぬ顔

掲載号 08年05月17日号

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 しまなみ海道沿線島しょ部の各観光地のゴールデンウィークは軒並みに観光客が前年同期を下回り関係者は浮かぬ顔。全線開通時には交通渋滞ができるほどで観光スポットの駐車場は満車で悲鳴をあげていたのが嘘のようで語種(かたりぐさ)になろうとしている。

 ブームに乗った人、乗れなかった人、さまざまだが山が高かったほど下り坂も急傾斜だった。しまなみ沿線の観光客をひとりじめしたころに比べ瀬戸田町のさびれようもひどい。知名度の高い耕三寺、平山郁夫美術館を見学する素通り観光でしおまち商店街(旧耕三寺参道商店街)は閑古鳥が鳴いている。

 一方、因島フラワーセンター祭り(3―6日)は前年度比1400減の5119▽水軍城同225人減の1579▽大浜アメニティ公園祭り(3―4日)1800人で昨年と同じ。

 尾道市合併記念事業の一つである本因坊秀策囲碁記念館は3月末完成したがオープンは今秋。連休中、マイカーやタクシーで訪れる観光客をがっかりさせたようだ。

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