小江章因島高同窓会長 設立90周年・統合10周年 母校への熱き想い語る

掲載号 08年03月01日号

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 昨年8月の総会で竹中啓修前会長に代り因島高校同窓会(2万6637人)の新会長に就任した小江章(おごうあきら)氏に今後の抱負を語ってもらった。

小江章

高校の存続と地域発展は一体

 副会長時代に入学式に出席し生徒数の少なさ(全日制一学年定員120人、定時制定員40人)に驚きました。

 しかし、会長になり何度か高校に出向くと沢山の生徒と出会い、挨拶する生徒姿から暖かさを感じ、今も昔も高校生の心は変わっていないと、嬉しくなりました。
こうした現状を見るなかで、本来同窓会は楽しく親睦を深めることが目的かもしれないが、会を継続していくには高校の存続と発展が第一であると痛感しました。

 因島地域において新たに大学を誘致することは望めないなかで、最高学府としての高等教育は島にとって絶対必要であります。これを失うことは、島の文化を失うことに繋がります。

 因島で生まれ育ったこと地元の伝統ある高校で学んだことに誇りと自信をもって欲しいと思います。私の経験でもありますが、それはきっと、社会に出て財産になることでしょう。

会報年2回発行

 ところで、地域には高校の生きた情報が充分に伝わっていないのが現状ではないでしょうか。それを体感した人がまず、訴えていくことだと思います。

 その様な思いもあり、まず母校の情報を出来るだけ多くお知らせするために、同窓会会報誌を年に2回発行することになりました。

 またお願いしたいことは地場産業の経営者の方々が高校卒業生の地元への定着化に積極的に努力していただきたいと、いうことであります。

 母校は、平成22年に因島高校設立90周年と統合10周年を迎えようとしており、その記念事業が準備されつつあります。来年には高校と地域が一体となった実行委員会の立ち上げが要望されています。同窓会としても全面協力を惜しまない対応を考えております。

 そのためにも同窓会の充実が期待されており、各常任委員会が活発に機能する組織体制をめざしたいとおもいます。いっそうのご協力をお願いいたします。

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