ひのえうま年生まれの当番回生の皆さんへ

掲載号 07年08月11日号

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 丙午(ひのえうま)の年代が今年の因島高校同窓会の世話人当番回生。60年に一度めぐってくる丙午年にはいろいろと厄介な悪事が発生するという迷信が有った。このため結婚をひかえ全国的に出産数が激減した。そうした心配りがあってのことか、一生に一度巡ってくる世話人回生が当番を辞退したいと申し出たという。

 もともと、当番回生は41歳の厄払いを委ねてお世話をしてもらおうということで始めたもの。当初は同窓会の役員が中心になって開催していたが、卒業生全員が一生に一度はお世話をするチャンスを―と今の制度が始まった。各当番回生は島外から帰省するOBのことにも気を配り開催日をお盆に一番近い日曜日を選び色々と企画をねっていたものだ。一番気を遣ったのは、新盆(あらぼん)でお世話ができない人たちだった。

 ふる里は遠くにありて思うもの。OB会も因高と北高が統合、同校の前身である土生高女を合わせると2万6千632人にふくれ上がった。同窓会も工夫があってもいい時代になってきたようだ。

(因島高校一回生・村上幹郎)

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