三和ドック ベトナム研修生寮完成 全室個室で22人が入居
掲載号 07年06月02日号
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（株）三和ドック（尾道市因島重井町、寺西勇社長）は5月31日、ベトナム人研修生のための全室個室寮を完成させた。まず人が2日入居した。
鉄骨造3階建て。延べ床面積は1152平方メートル。全室60で、そのうち42室が外国人研修生用、残り15室が長期出張者用。各階にキッチン付きの食堂とシャワールーム、トイレを備える。研修生同士の交流を図るためにあえて共同にした。
トランクひとつで異国の地にやってくるベトナムの青年たち。ナベ、カマ、食器、全自動洗濯機を備えた自転車は一人一台。各室にはインターネット回線を設置し、故国や友人との通信をしやすくした。
間もなく、あずまやの建設とヤシの木の植樹に着手し、梅雨明けには、ベトナム人研修生と因島住民の交流のための「シンチャオフェスタ」を計画している。
「まじめに働く彼らのためにくつろげる環境を提供できたと思う」と寺西勇社長は語る。