駆けめぐる虚々実々の思惑 来春の統一地方選挙に続く参議院選挙を控えて

掲載号 06年10月14日号

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 政治の世界は一寸先は闇―ともいわれるが、来春の統一地方選挙に続く参議院選挙を控え虚々実々の思惑が駆けめぐっている。身近な選挙では合併の総仕上げに意欲を見せる亀田良一尾道市長の去就。高齢と四選阻止の陰の声はあるが、いまのところ対抗馬の噂はない。

 頭が痛いのは来夏7月改選の参院選挙。藤田雄山県知事選挙にまつわる不祥事件の発覚で重い課題を背負っている自民系県議団。早合点する有権者の中から柏村武昭参議員を知事選候補に推す噂が流れた。そして、東京・永田町では先輩の同志であった亀井静香国民新党代表代行が無所属で参院出馬をうながしたがノー。先日(12日)には自民党の中川秀直幹事長が、来年2月22日に任期満了になる広島市長選への立候補を打診した。

 現状分析によると来夏の参院選は自民2議席確保はむずかしいとふんでいる。溝手顕正氏が大臣になったので、どちらかに重点を置こうという県連の狗肉の策。与野党1議席の指定席づくりはまだまだ続きそうだ。

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