音楽で障害緩和の手助け音楽療法士 中矢聡子さん (56)

音楽療法とは何だろう。音楽を使って、障害者や高齢者たちがかかえている障害の症状を緩和させる療法である。療法と名がつくからには、効果が期待され、効果をあげる使命がある。

日本音楽療法学会による認定音楽療法士は全国で1307人いて、その1150番目が因島土生町の中矢聡子さん(56)である。因島でただひとり、尾道市でも2人しかいない。

中矢聡子さん

中矢聡子さん

療法士(セラピスト)はまず、対象者の現在困っていることや生育歴を聞き、また介護者が困っていることを聞く。そしてその人たちが最も輝いていた時代に流行っていた曲を、常に一緒に歌いながら、その人たちの好きだった曲を探し、自分たちを取り戻していくことの手助けをしていく。

音楽にあわせて、バチを手に持ちたたいたり、笛を吹くことで、呼吸が整う。動かなかった片手が、音楽とともに動かせるようになる。障害によってあらわれる様々な症状を現状よりも少しずつ回復・緩和させることが目的である。

中矢さんはもともと、ピアノの個人教師として幼児から大人までの音楽教育に関わってきた。そのなかで自分自身の体験を通じて、音楽には人間を立ち直らせていく力があることを確信した、と語る。

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