瀬戸田高校だより2024
創立100周年に向けて
瀬戸田高校校長 溝口徹
本校は大正14年（1925年）瀬戸田実科高等女学校として創立され、昭和43年（1968年）に現在の広島県立瀬戸田高校となりました。令和7年（2025年）秋、100周年を迎えます。
本校の教育目標は「地域唯一の普通科高校として、一人一人を大切にし、主体的に学ぶ力・生きる力を育てる」であります。一学年一学級の小さな学校ですが、それを活かして少人数指導や個別指導を徹底しています。さらに、尾道市の支援による「瀬戸田未来塾」を開講することで学力の向上に取り組んでいます。
国公立大学や地元企業への就職をめざすなど多様な進路希望に対応できる指導体制を備えています。
また、地元企業との連携による職業実習や上級学校訪問などキャリア教育を充実させ、学校あげてのボランティア活動や地域貢献活動を行うことで、社会性やコミュニケーション能力の向上に取り組んでいます。
さらに外部人材の力を活用し、生徒の可能性を広げる探究活動を推進しています。地域の農業関係者や専門家の協力を得てレモンの栽培から収穫、レモンを使った商品開発、インターンシップ連携企業と協力して、しおまち商店街の行事参加やシトラスパークとの連携をするなど活動を広げています。
こうしたさまざまな活動を通じて、学校の魅力を上げることで生徒の満足度を高め、それを周辺地域と中学校に発信して、本校への進学の流れを作り出したいと思います。
これからも瀬戸田地域の皆様とともに、地域の発展を担う人材、世界を舞台に活躍できる人材など、多様な人材を育てて参ります。
特色と魅力を生かし100周年へ
瀬戸田高校PTA会長 前田隆司
本年度も、昨年に引き続き会長の任にあたらせて頂いています。会長2年目ということもあり、島内の3つの学校（小学校・中学校・高校）に目を配りながら活動を行うよう日々心掛けています。
瀬戸田高校が実践している小規模校を生かした学校づくりは、生徒の皆さん・先生方・地域の方々・保護者の方々に共に盛り上げて頂いており、非常に感謝しています。そして来年、瀬戸田高校は創立100周年を迎えます。
100周年を機に、瀬戸田高校がより特色と魅力ある学校となるよう、私も今後も努めていきます。
学校・地域が一体になって100周年記念事業を
瀬戸田高校同窓会会長 河内英介
昨年8月に同窓会長に就任し、1年が過ぎました。この1年はコロナ禍で中断していた同窓会活動の再開と令和7年度に迎える本校創立100周年に向け、学校・PTA・瀬高会・同窓会の4者で構成する「創立100周年記念事業実行委員会」の設立に取り組んでまいりました。現在、実行委員会に設置した専門部会において、記念事業の計画立案やご支援のお願いなどの準備を進めているところです。
先日、100周年記念誌の作成にあたり、過去の周年記念事業の記念誌を読み返しました。本校の開校から現在に至るまでの先輩諸氏のご苦労やご努力に、改めて身が引き締まる思いが致しました。
先人のご努力を次代につなげる意味において、今回の「創立100周年記念事業」は、生徒・PTA・同窓生・地域の方々などできるだけ大勢の方に関わって頂ける事業としたいと思っています。
また、本事業への取り組みにより「母校の存続と発展」「地域経済の振興及び文化の向上」に貢献できるよう努めて参りたいと思います。
今後、現役の生徒による生徒実行委員会が立ち上げられる予定です。学校と地域一体となった瀬戸田高校ならではの「創立100周年記念事業」としたいと思いますので皆様のご支援ご協力をお願い申し上げます。
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