今春4月の統一地方選挙鳴動 因島市の県議、市長選とも現―新対決 因南地区は地盤変動でねじれ現象

 4年ぶりの統一地方選挙で因島市は市長、県議が、瀬戸田町では町長、町議会議員の選挙が行なわれる。


 27日には県議は福山市で首長は各市町で立候補予定者の説明会があり、そこで顔ぶれが出揃う。県議が4月4日(金)告示、実質9日間の選挙運動を闘い13日(日)投票、即日開票される。
 市長選は4月20日(日)告示、実質6日間の選挙運動のあと27日(日)投票、即日開票となる。町長町議選は4月22日告示、27日投票で選挙運動期間は5日間。
 今回の選挙は、地方分権地方の自立が叫ばれている中で各候補者ともむずかしい市町村合併の組み合わせの選択を迫られている。
 有権者の考えも追従する人、疑問、批判勢力さまざまである。しかも地域と密接にかかわる選挙で加熱すると地縁血縁や情、利害が絡らみ、がんじがらめの投票行動も残念ながら現実となってくる。そうした一面も加味しながら前哨戦にスポットをあててみた―。
思惑はずれた県議選の様相
 昨年来、前市長の岡野敬一氏の動向が注目されていた。年明けごろから県議選出馬の噂もあったが「まさか」というのが一般の見方だった。嘘をつかれたのが現職の松浦幸男県議の支援グループ。まさか―の油断をつかれたので支援母体の立て直しに奔走。現職県議の強みを見せているが、ホッとしたのは村上和弘市長支持グループ。前回苦戦した地元田熊町をはじめ因南地区の岡野敬一支持グループとの攻防がなくなり各地で前回の様相が一変して県議選の地盤変動がおきている。
市 長選挑戦の瀬踏みが加速している横浜在住の元会社役員の支援グループも岡野敬一氏の県議選出馬表明は当てはずれだった。三つ巴の市長選を想定していたので期待がはずれた。
 自民党広島県第6支部の新年互礼会で亀井静香代議士が「県議は松浦幸男、市長は村上和弘をよろしく」と現職推せんを表明しているにもかかわらず、新人市長選候補グループは「亀井さんの了解を得ている」とあたかも亀井代議士の推せんであるかのようなまぎらわしい表現で支援依頼に力を入れるなど、市長選挙の前哨戦も「ねじれ現象」が出はじめている。
 いずれにしろ、有権者の多い土生、田熊、三庄の因南部が天王山になるが、後援会活動を通じ虚々実々の組織づくりが加熱してきている。

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