因島病院整形外科 廣岡医師 3度目のベストドクターズ選出

因島総合病院で毎週水曜日夜(18時~21時)診療している廣岡孝彦医師が、3度目の「ベストドクターズ」に選出された。

医師にたいして「もし、自分や大切な人が自分の専門分野の病気にかかった場合、自分以外の誰に治療を委ねるか」という観点から、医師の評価を調査して「名医」に認定される。

廣岡医師は一般社団法人日本手外科学会認定の手外科専門医である。

【診察申込・問合せ】TEL 0845-22-0061因島病院内地域連携室

「手の病気について」

文 廣岡孝彦(因島総合病院整形外科)

指の曲げ伸ばしをする際に引っ掛かりを感じる病気にばね指があります。親指、中指、薬指に多く見られます。指を曲げる腱は腱鞘と呼ばれる鞘の中を通りますが、その部分で起こる炎症を腱鞘炎といいます。腱鞘炎が進行するとひっかかりが生じ、さらに悪化すると指が動かなくなります。

ばね指

手首の親指側に痛みや腫れがあり、親指を広げたり動かしたりすると強い痛みが起こる病気にドケルバン病(狭窄性腱鞘炎)があります。ばね指と同じで、手首の親指側にある腱鞘とそこを通過する腱の間に炎症が起こることで痛みが出ます。親指と一緒に手首を小指側に曲げると痛みがいっそう強くなります。

ドバルゲン病

手の指、特に親指から薬指の親指側までしびれる病気に手根管症候群があります。これは正中神経が手首から手のひらにある手根管というトンネル内で圧迫されて起こります。しびれ、痛みは明け方に強いことが特徴です。進行すると親指の根元の筋肉がやせてきます。

手根管症候群

物をつまむ時やビンのふたを開ける時など親指に力を必要とする動作で手首の親指の付け根付近に痛みが起こる病気に母指CM関節症があります。CM関節とは第1中手骨と大菱形骨の間の関節で、親指が他の指と向き合ってつまみ動作ができるようにする関節です。使い過ぎや老化に伴って関節軟骨が摩耗します。進行すると関節が腫がれ、亜脱臼して親指が変形します。

母指CM関節症

指の第1関節(DIP関節)が変形し曲がってしまう病気にヘバーデン結節があります。40代以降の女性に多く発症します。第1関節の背側に粘液嚢腫といわれる小さな腫瘤ができることがあります。

ヘバーデン結節

治療は安静を保ちながら、痛み止めの内服やシップなどの外用剤、裝具療法、ステロイド注射などを行います。症状が強い場合には手術を行います。

ばね指やドケルバン病は腱鞘を切開します。手根管症候群は手根管を開放して神経の圧迫をとります。最近では内視鏡を用いた侵襲の少ない手根管開放術が行われています。

鏡視下手根管開放術

母指CM関節症は骨の一部を切除して靱帯を再建する関節形成術を行います。ヘバーデン結節は第1関節の固定術を行います。

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