ふるさとの史跡をたずねて【206】大浜埼灯台(因島大浜町)

大浜埼灯台(因島大浜町)

大浜の灯台と言えば、かつては因島でもユニークな名所であったが、最近では海水浴場と因島大橋に挟まれて、訪れる人も少ない。やはり、せっかちな現代人は車がすぐ近くまで行くところでないと、なかなか訪ねないようだ。

青い海を背景に聳える白亜の灯台は美しい=写真㊤

正式には大浜埼灯台と言って珍しい字で書かれているが、これは大浜の人や因島の人が命名したのではなく、明治27年に当時の海軍水路部が設置した時、そう命名したのだから仕方がない。そして現在管理している海上保安庁でもそれを踏襲しているのだ。なお国土地理院地図では、やはりその前身の陸軍陸地測量部が使っていた崎の字を岬に使っているので、そのように書かれた地図もある。

なお、大浜埼灯台と一言で言っているが、ここは灯台、検潮所、船舶通航潮流信号所の複合施設であった。

中でも、信号所は小さな塔が3個付いた独特の建物で、明治43年から昭和29年まで使われた。その後因島市が買い取り、昭和61年から灯台資料館となっている。現在は尾道市が管理=写真㊦

通航信号所の仕組みは複雑である。表示塔は海側から第一種、第二種、第三種と呼び、それぞれが対航する航行船の場所を示し、昼間は順に丸、三角、四角の記号が表示され、夜間はそれぞれ白色点灯、赤色点滅、赤色点灯で知らせた。例えば第一種は、高根島と小佐木島間、第二種は小佐木島と細島間、第三種は細島以東に東行きの船舶があることを西行船に知らせ、逆に東行船に対しては、それぞれ梶の鼻以東、以西、布刈の瀬戸に西行船がいることを知らせた。

すなわち3つの塔で場所が決まっているのだから、それぞれがONかOFFかを表示すればよいのだが、そのONの表示が海側から順に丸、三角、四角と決まっていて二重に誤認を防いでいるわけである。夜間のライトも同様である。特に夜間はどの塔のライトかわからなくても、上記の点灯の色と点滅の有無だけでも確認できるわけである。

また丘の上に今もある5.7メートルの鉄骨塔や旗で潮流を知らせた。

灯台には4世帯の職員がいたが昭和34年より無人となっている。私はそれ以前に尋ねたことはなく、いわゆる灯台守の人と会った記憶はない。

写真・文 柏原林造

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