因島高課題研究発表会 3年生全員が取り組む 総合学科校の充実示す

 総合学科高校としての充実をめざす因島高校(全日制)=岡本卓也校長=は、11月29日、同校体育館で課題研究発表会を行なった。3年生112人が完成させた論文のうち、14テーマが発表され、全校生徒と保護者が熱心に聞き入った。この取り組みは今年で4年目。3年生全員が課題研究という科目を履修する。


 今年度は10教科14講座に分かれて51テーマを設定し、研究をつづけ論文を完成させた。一つひとつが「卒業論文」でもある。
 今年度は2論文が、県教委の「言葉の輝きコンクール」に出品されている。一昨年には同校の村上君佳さんの「海賊―自由と仲間と家族―」が最優秀賞に輝いた。
発表論文14編
現代文=漢字の起源と発達の研究▽外国語=ビデオで知る因島!in English▽書道=文字の変遷(写真上)▽体育=トレーニングによる筋力向上と体位の変化▽美術=ドラえもん的当てボックスほか(写真下)▽食物=俊と翼の節約料理伝説▽物理化学=水酸化ナトリウム溶液の標準溶液を用いた食酢の定量▽音楽=レコーダーについて▽情報=ウイルスが引き起こす問題と対策▽被服=被服製作発表▽生物=イルカの生態▽地理歴史=原爆について▽福祉=高齢者の一日の生活▽工業=ベロタクシーの製作。
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