司馬遼太郎記念館 因島南中学校に書籍寄贈 上村館長が記念の講演

因島ロータリークラブ(柳澤ゆきひこ会長)の要請に応えて司馬遼太郎記念館が、故司馬遼太郎著「21世紀に生きる君たちへ」50冊を因島南中学校(岡本和信校長)に寄贈した。

29日(金)午後1時30分から、同中体育館で贈呈式があり、つづいて、同記念館館長の上村洋行さん=写真=が記念講演を行う。

友情でつながる司馬遼太郎と因島のご縁

作家、司馬遼太郎と因島のご縁は人と人の友情でつながっているようだ。司馬さん(本名福田定一)は大正12年生れで大阪外語蒙古語科に在学中、仮卒業で学徒出陣。兵庫県加古川の戦車十九連隊に入営、隣合わせたのが神戸高商仮卒の橋本輝明さん(因島・橋本組社長故人)。

産経新聞時代の司馬さんから「橋本君は命の恩人だ」と聞かされ、輝明さんからは「司馬さんの直木賞受賞記念パーティーで友人代表として祝辞を述べさせてもらった」と竹馬の友のように戦友を自慢。数々のエピソードが残っている。

なかでも昭和35年の直木賞記念講演会で因島を訪れた司馬さん。懇親会の酒宴の場でワイシャツの背中にサインを求めた輝昭さんと日立造船庶務課長だった平田直樹さんに墨蹟あざやかに「一眼あり 海上王国」としたためた。今は切り取って掛け軸として家宝に。

輝明さんは昭和50年に若くして世を去ったが因島土生町善行寺の葬儀には司馬さん夫妻で参列、弔辞が残っているので近く本紙で紹介したい。

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