市民劇団テゴー座因島公演「本因坊秀策物語」脚本担当 写真家・村上アーカイブス代表 村上宏治さん(49)

尾道市因島外浦町にオープンした本因坊秀策囲碁記念館の開館記念として市民劇団尾道テゴー座(尾道市新高山2-263-73、田島美鈴理事長、TEL0848-46-3552)が第13回公演に取り上げる「秀策・虎次郎ものがたり『神童の目』―」の脚本を担当した村上宏治さん。本業は写真家で、尾道市文化財保護委員、尾道大学芸術文化学部非常勤講師でもある。

村上宏治さん
ナティーク城山にて

復元された秀策生家でポスターの表紙を撮影する村上さん

因島出生の幕末の天才棋士本因坊秀策一代記の脚本依頼があったのは今年の3月下旬ごろ。これまで頼山陽の恋人だったといわれる尾道の女流画家、平田玉蘊物語「日月抄」や小林和作の美学「花と天丼一杯」などの脚本・演出を手がけてきた。だが、囲碁の世界は初めて。夜も眠れぬ日が続いた。尾道、福山、因島に足を運び囲碁について取材したが「十人十色」でそれぞれの考えが違い困惑するばかり。

ふとした縁で、碁聖本因坊秀策伝「虎次郎は行く」(著者・庚午一生)という小説に出会った。そこで気付いたのは「棋力不十分な身で天才棋士秀策の棋理にふれることはできないが、天才児を大器に育てる環境、母の愛情など現代の親子のあり方の参考になれば―」という下りに勇気づけられて一気に書き上げることができたという。

尾道商業高を卒業後、上京して写真家の故秋山庄太郎に弟子入り。コマーシャルの仕事をしながら33歳まで東京時代を過し1990年に故郷、向島にUターン。この間、FM東京のラジオ番組のシナリオライターも手がけた。このことが、市民劇団尾道テゴー座との縁となった。

現在、福山市高西町にスタジオを構え写真家として活躍しているが、ライフワークとして仏教美術と瀬戸内の風景をテーマに取り組むため高野山で得度して百日断食修行。宗名二官房宏俊としての名作が注目されている。

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