75歳老人のフーテン 東北の旅【17】

9月9日(月)③石巻

震災・津波の影響かところどころに小さな更地がある。川岸に近づくと川に沿って大きく更地が開ける。これは川の高い大きな堤とその上にかかる高い大きな橋の進入の坂道のためのものである。その更地には津波被害もあろうが立ち退きもたくさん含まれているのであろう。建設途上の堤のうえに上がると少し眺望が開ける。中州の先の右の川岸にあった、かつて私が2~3度ばかり入港した漁港と魚市場が無くなっている。多くの土木作業員が働き、重機も何台も動いているので気兼ねしながら前へ進んでゆく。昔ながらの平地にある橋のところまで来る。その向こうには完成した堤がある。高さは5~6メートルで、中央には幅5~6メートルの遊歩道がある。両斜面は緩やかで芝生が植えられている。美しく立派である。堤に面した公共建物・レストランなどは高く建設され、川側を一面ガラス張りにして北上川の景観を楽しめるよう工夫されているものが目立った。

橋を渡りUターンして戻ったが中州には昔は無かった白い円形の巨大な建物がある。通行人に「あれは何の建物か」と尋ねると、漫画家・石ノ森章太郎の記念館「石ノ森萬画館」だそうだ。石ノ森章太郎は石巻の近くの出身で、石巻で成長したとのことでそれを記念して建てたものだそうだ。どうりで石巻駅を降りると漫画のモニュメントがやたら目に入った。これからの石巻の観光の目玉にして境港(漫画家・水木しげるの出身地)の向こうを張り合おうとしているようだ。

石ノ森萬画館(石巻市)

中州の島には漁船相手の造船所があったが見当たらない。橋を渡り切って左側は昔繁華街があった。飲食店や店舗がたくさん立ち並んでいた記憶がある。歩いてみると寂れてしまってはいるが今でも中心繁華街であるようだ。津波・地震のために更地がたくさんできているがほとんどが駐車場として活用されている。そして店専用の駐車場もたくさんある。

田中伸幸(因島田熊町)

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