古事記と稗田阿礼

 古事記が生まれて1300年経つそうだ。広辞苑によると現存する日本最古の歴史書と記されている。


 上・中・下の3巻からなり、神話・伝説と多数の歌謡とを含みながら天皇を中心とする日本の統一の由来を物語る。注釈書として国学者本居宣長著などが刊行されてきた。
 この労作が古代史だということできらわれる傾向が強いが、古事記の一面を切り取った神楽の分野でスポットをあびて生命が吹きこまれている。神話など古くさいと敬遠していた人もけっこう楽しむようになってきている。
 広島県内には300近い神楽団がある。「神話の里」島根とほぼ同数に近い全国第2位。数だけでなく質のうえでも華麗な舞いは芸術の域に達していると評価が高い。その一方で中世神楽を守り続けている国重要無形文化財の「比婆荒神神楽」などあげればきりがない。
 21日から出雲大社中心に「神話博しまね」がはじまる。神楽から学んだスサノオノミコトのオロチ退治の史実にスポットをあてると語部、稗田阿礼がうつし出される。

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