備後の若い力集まり 尾道に手作り映画館 元松竹映画館を改装
尾道市を中心に備後地方の若い力が集まり、2001年に閉館したままになっていた「尾道松竹」が改修され、「手作り映画館」として甦ろうとしている。
その中心を担うのはNPO法人シネマ尾道(河本清順代表理事)。それを牽引しているのは尾道生まれの尾道育ちの若い女性たち。中心メンバーのひとりに因島の女性がいる。

尾道に映画館をつくる会が発足したのは2004年9月。それ以来、3年間に行なった上映会は13回になる。来場者は延べ7100人にのぼり、1回平均が546人になる。
この実績を引っさげ今年7月、建設地を「尾道松竹」に決定。8月、「尾道シネマ基金」を設立し、募金を開始した。目標額は2,000万円。個人一口1万円法人・団体一口1万円。新しい映画館として再生するための、改装・内装工事、施設機具備品など購入費用にあてられる。
呼びかけに、すぐに応えたのは上映会を楽しんできた人たち。滑り出しは上々と言えるが、これからが本当の勝負とメンバーたちは口を揃える。行政の支援があるわけではない。市民一人ひとりが頼りだ。
河本代表理事は、「住む人や来る人との心と心を繋げる桟橋となることを望んでいる。30年後も50年後も長くありつづける映画館をめざします」と語る。
2008年4月までのオープンを予定している。再建された映画館の運営が軌道にのれば、尾道市内・近郊への出張上映会も可能になってくる。映画館のない「映画の街」尾道。若い世代の夢と頑張りが実る新尾道市でありたいものだ。
映画館復活の歩み
2004年
- 尾道に映画館をつくる会発足
2005年
- 第1回上映会「珈琲時光」
- 第2回上映会「父と暮らせば」
- 第3回上映会「丹下左膳餘話 百萬兩の壷」
- 第4回上映会「パッチギ!」
- 第5回上映会「韓国映画特集」
2006年
- 第6回上映会「山猫 イタリア語完全復元版」
- 第7回上映会「第1回おのみち週末映画館」
- 第8回上映会「いつか読書する日」
- 第9回上映会「尾道への旅」
- NPO法人シネマ尾道設立
2007年
- 第10回上映会「かもめ食堂」
- 第2回尾道週末映画館
- 第11回上映会「フラガール」
- 第12回上映会「ゆれる」
- 映画館建設地を「尾道松竹」に決定
- 映画館建設活動「尾道シネマ基金」設立 募金開始
- 第13回上映会「砂の器」
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