技能実習生が育む畑と絆 (株)サンロードで広がる野菜づくり

写真㊨側の中腰の男性が(株)サンロード会長・村上弘文さん

尾道市因島重井町に本社を置く株式会社サンロード(代表取締役社長・村上晃輔)は、各種プラント機器を製造する事業所で、本社工場の従業員とともに、インドネシアなどから来日した技能実習生14人が働いている。

実習生たちは溶接資格の取得や日本語能力検定3級への挑戦、金属加工分野での「特定技能2号」取得を目標に、3年間の実習期間を意欲的に過ごしている。

その一方で、実習生たちの休日の楽しみとなっているのが、野菜づくりだ。

同社代表取締役会長村上弘文さんの自宅前の敷地を活用し土づくりから始めて、現在は約20種類の野菜を栽培。自給自足を目指した取り組みとして、畑仕事に汗を流している。

種まきや苗床づくりは弘文さんと実習生が一緒に行い、定植、水やり、草取り、収穫は実習生たちの共同作業。休日には畑に集まり、作物の生育を確かめながら作業を進めるのが恒例となっている。

栽培しているのは、白菜やキャベツ、ジャガイモ、ほうれん草、玉ねぎ、春菊、ケール、セロリなど多彩。インドネシアではあまり食べることのない大根も、「おでん」にして味わったことをきっかけに好評となり、今では人気の作物の一つだという。

一方、唐辛子とニンニクはインドネシア料理に欠かせない食材で、唐辛子は120株を植えるほど力を入れている。

収穫された野菜は共同生活の食卓に並び、実習生たちの体力づくりと交流の場を支えている。

実習期間を終えて帰国後、「MURAKAMI(ムラカミ)」の名を冠した鉄工所を立ち上げた元実習生や、運送業を始めた人もいるなど、サンロードでの経験はそれぞれの人生へとつながっている。

来日7年目のハディさん(インドネシア・ジャカルタ出身、30歳)は、昨年9月に誕生した長男に「モハマド・ヒロマディ」と名付けた。名前の一部には、日頃から支えてくれた村上弘文(ヒロフミ)さんの「ヒロ」を込めたという。

畑で育つ野菜とともに、人と人との絆もまた、静かに根を張っている。

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