重井中学校夏季特別講座 2日間で18回 卒業生が講師に

尾道市立重井中学校(藤本弘興校長全校51人)は8月1日・2日、重井公民館で「夏季特別講座」を開催した。3年前から行なっている「人間力の育成」をめざす教科書を使わない夏休み特別授業で、多彩なゲストティーチャーの講座が展開された。2・3年生は着こなしや面接・マナーも学んだ。

【1日】重井の昔と今(村上充輝)▽しまなみリーフの挑戦(丸山邦夫)▽重井のシンボル白滝山(村上隆志)▽因島の花除虫菊(岡野八千穂ほか)▽ものづくりの重井(柏原秀幸)。

【2日】防災マップづくり(尾道市生活安全係)▽接客の基本(セブンイレブン世羅店宮田正己会長)▽ブリカンズの一日・1週間(尾道高校ラグビー部田中春介監督)▽海洋教室(弓削商船高等専門学校山崎慎也准教授)▽「高校生活の報告と中学生のうちにつけておく力」(令和3年度重井中学校卒業生)=写真㊤

「因島空襲」本紙記者が講義 平和の大切さを語り継いでほしい

重井中学校は文部科学省からユネスコスクールキャンディデート校として認められ、生徒の心に「平和のとりで」を築くために、平和学習として「因島空襲」を学んだ。

1953年発足したユネスコ(国連教育科学文化機関)は現在、国内1214校の幼稚園・小中学校・高校・教員養成機関などで、国際平和と人類共通の福祉の促進をめざす教育実践を行なっている。

その第一歩として、地元因島であった「因島空襲」という史実を知ることで戦争を自分の事としてとらえ、改めて平和の大切さを実感してほしいという講座を開催した。

講師は、本紙記者青木悦子が「瀬戸内の太平洋戦争・因島空襲」(2008年青木忠著)などを引用しながら、空襲の実相や体験者の証言、土生高等女学校時代の恐怖の体験を詠んだ女学生の短歌の紹介をし、「若い世代に語り継いでいってほしい」と訴えた=写真㊦
同中学校では因島空襲を家族から聞いていたという生徒は3人。ほとんどが初めて知って驚いたという。

同校では9月5日、モルドバでウクライナ国民の医療支援をしていた土屋咲子さんの講演会を、全学年で受講する予定(於・重井公民館)。

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