福島放射能汚染地域に生きる子どもたち【14】

先生が腰に下げて、短時間外に出るときも、室内で過ごすときも、子どもと過ごした時間の放射線を積算するのです。大体1日0.8マイクロシーベルトから1マイクロシーベルトです。

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いわき市が子どもたち一人一人に積算量計を与えて、外部被曝量を測り始めたのは11月下旬です。11月下旬から2月下旬までの3ケ月、セシウム137の空間線量を積算し、外部被曝量を測るのです。幼稚園では8月に園庭の表土を除去していましたので、放射線空間線量が低くなっていましたので、今頃になって何の意味があるのかと思いました。

3月12日から5月下旬まで、ヨウ素131、半減期が30年間のセシウム137対策で、どの様に外部被曝を避けるかを毎日考えてきましたが、外部被曝だけではなく、内部被曝についても如何に回避するか、子どもを持っている家族やお母さん、幼稚園等々の課題となりました。

私たちも、除染、今では移染に過ぎないのですが、幼稚園をどのように安全な場所にするか、安全な場所造りを計画し、保護者の力をお借りしたり、先生たちと一緒に園舎洗浄、靴箱洗浄、タタキ洗浄、草取り、表土削り=写真、ひまわりの種蒔等々次々と行動を起こしました。保護者の方々が私たちの思いを汲んで下さって、本当によく協力してくれました。

5 除染

除染、今では移染と言いますが、私がいた2011年では除染が行なわれたのは幼稚園と小学校の一部です。公園や家や道路や側溝などは全く手をつけることはありませんでした。毎年2回全市民で地域の公園掃除や草むしりを行なうのですが、2011年はそういう行事は行なわれなかったように記憶しています。放射能汚染と被曝の問題があったと思います。

土屋修二(瀬戸田バプテスト教会牧師・博愛幼稚園園長)

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