半田光行尾道市教育長 因南3校区説明会一巡 小学校統合問題を探る

土生、三庄、田熊3小学校統合についての保護者と住民説明会が24日、一巡した。その結果に踏まえた半田光行尾道市教育長の考えを聞いた。


―保護者、住民への説明会が一巡しました。統合予定先の土生地区の参加人数が極端に少ないのが気になります。

「PR不足だったのか、と反省している。地元に小学校が来るということで、関心が薄いのかも知れない。賛否両論のあるところは大勢集まる傾向がある。説明会のあり方を考えていきたい」

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5月24日に行われた学校統合土生町地区説明会で説明する半田教育長。出席者が、田熊地区154人、三庄地区88人に対し、土生地区はわずか17人だった。

―因南中学校の通学時の交通問題など安全性への不安が依然として指摘されているが、実態はどうか。

「開校以来3カ月間に事故が集中したと報告を受けている。今は落ち着いていると聞いている。事故後、生徒への交通安全指導を強め、保護者、住民への協力要請を行った」

「小学校統合後の通学問題―バスをどこで降りるのか、誰が迎えるのか、それまでに事故が起きたらどうするのか―早くから段取りをしていかなければならない」

―統合候補地である旧土生中学校の周囲の環境の問題点が指摘されているが。

「小学生が通う学校であるという観点からの調査はしていない。保護者、先生方、因南中学校校長らと話し合いながら本腰を入れます」

「学校への進入路の拡張は、関係者へ、これから協力のお願いをする段階だ。この工事は、本体工事の前に始めねばならないので、3地域が早くまとまってくれるのを願っている」

―候補予定地は決定なのか、その変更はありうるのか。

「行政の計画案としては変更はない。最良の案だと考えている。敷地面積と必要教室数の確保が決めてとなって旧土生中学校になった」

―なぜ統合先が旧田熊中学校ではいけないのか。

「必要教室数の確保と敷地面積の問題だ」

―旧田熊中学校の利点も多いように思えますが。土生=中学校、田熊=小学校、三庄=認定こども園となれば、地域バランスがとれて納得しやすいのではという意見もありますが。

「(民営で存続する)田熊保育所でご理解を願いたい。3地域の一体感をつくりだしたい。今考えられる一番良いものを提案している」

―統合問題で地域の混乱が長引くのは得策ではありません。様々な意見を集約できるよう再提案する考えはあるか。

「再提案はありません。3校とも色々な意見があるだろう。反対の意見を大事に聞いていきたい。PTA、区長会、議員などの意見に耳を傾けたい。条件をもっと具体的に提示し協議をつづけていきたい。そのうえで、どこかで決断しなければいけないと思っている」

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