第77回本因坊秀策囲碁まつり（尾道市囲碁のまちづくり推進協議会主催）が8日・9日、因島市民会館と芸予文化情報センターで開催された。

プロアマ各8人がトーナメント戦で争う本因坊秀策杯はアマチュアの李章元さん（東京江東区）がプロ棋士4人を打ち破り、優勝した。24回続けて行われてき本因坊秀策杯史上初のアマチュア優勝であり、賞金100万円が平谷裕宏推進協会長から贈られた。

優勝した李章元（り・しょうげん）さんは中国長沙市出身。中国ではプロ棋士として活躍。京都大学大学院に留学、現在は日本の一般企業に勤務している。1993年生まれの30歳。

李さんは2019年の第22回本因坊秀策杯にも出場。1回戦に日本棋院の大西竜平七段（当時四戦し五目負だった。

決勝戦の公開対局では安達利昌七段（日本棋院）に四目勝し、平谷推進協会長から優勝賞金100万円を受けとった。

クラス別大会　全国から参加

9日9時から、全国各地から参加した130人が8クラスに分かれて対局。あいにくの雨の大会にもかかわらず、多方面から幅広い年齢層の参加があった。地元因島高校囲碁部も運営スタッフとして参加協力した。

クラス別成績は次の通り

• 【尾道棋聖戦A】①湯浅英之（東京中野区）②伊瀬英之（東京渋谷区）③福岡健二（三原市）
• 【尾道棋聖戦B】①喜多宏（岐阜県高山市）②峯松昌彦（横浜市）③石田繁行（東京都国立市）
• 【5段戦】①安部弘和（岡山井原市）②藤岡渉（愛媛県西条市）③古川秀文（三原市）
• 【4段戦】①熊佐寿一郎（尾道市）②塩浜玄二郎（三原市）③高田正敏（愛媛県西条市）
• 【3段戦】①川西栄（東広島市）②島田昌広（尾道市）③家村浩二（福山市）
• 【2段戦】①大平師由（福山市）②河裾信也（福山市）③中村克明（尾道市）
• 【初段戦】①山﨑山重（高知市）②山本百々華（廿日市市）③吉原康行（尾道市）
• 【級位戦】①神野友汰（新居浜市）②石丸孝雄（今治市）③武田佳子（岡山県井原市）

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