尾道市立重井中学校（藤本弘興校長）は2月22日、「持続可能な地域をつくる」と題して、卒業を目前に控えた3年生16人は、「5年後」「10年後」「20年後」の自分と将来就きたい職業を発表しながら、郷土因島重井町を持続可能な地域社会にするために、自分たちはどうしたらよいのかを考える授業を行なった。はじめに、

「都市へ出ても、必ず故郷の因島に帰り、そこで一生を過ごしたいと思います。田舎から都市へ進出で終わるのではなくて、その後に帰省して住み慣れた故郷で暮らす、ということを世に広めたいです」

という生徒の作文が紹介された。これをめぐって将来の自分に思いを巡らせた。

また、3人のゲストティーチャーがそれぞれの仕事や体験を語りエールを贈った。大阪・道頓堀で活躍している村上美香さんはオンラインで参加＝写真㊤。大浜と横浜にそれぞれオフィスを構え仕事を進めている酒井裕次さん、重井公民館館長の小森健治さんは、

「いろんな人との出会いが自分を支え、大阪と因島の両方の良さを感じながら生活している」

「出会いの質と数が大事。そのために勉強や環境を整えていく」

「離れて暮らしていても、地元とつながりを大切に仕事をして、応援団でいてほしい」

と語った。福山市立大学都市経営学部の上別府隆男教授がリモートで助言を行なった。

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