大盤解説聞き手の心がけ 囲碁アマ6段徳永紗月さん(29)


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「囲碁はわたしの人生そのもの」と言い切る囲碁アマ6段・徳永紗月さん(29)。尾道市因島で年2回行われている本因坊囲碁まつり・プロアマオープン《本因坊秀策杯》の公開対局大盤解説の聞き手としてすっかりお馴染みだ。

徳永紗月さん

その呼び物企画も今回で10回目。平成14年7月の初回からかかわっている。今では対局する棋士や解説ゲスト棋士だけでなく、聞き手の徳永さんの一挙手一投足を見つめるファンが少なくないとの評判だ。

棋力に裏付けられた質問と軽妙なゲスト棋士とのやり取りが好評。本人も「アマ6段の目線ではなく、級位、アマ初段のそれで、棋士のエピソードなども交えて伝えたい」と語る。

住まいは福山市。父親は徳永汎久(ひろひさ)八段(関西棋院)。囲碁は小学校4年生のとき祖父の修さんから手ほどきを受けた。アマ6段になったのは高校1年。高校3年のときプロをめざして上阪、関西棋院生になった。

4年間の院生としてのがんばりも21歳の年齢制限の壁を前にしてピリオドを打つときがきた。青春の挫折だった。しばらくは囲碁と離れた生活がつづいた。しかし大好きな囲碁から離れられるはずがない。

ヤクルト会長の野上一博さん(アマ6段)から声がかかった。福山市の碁会所での指導碁が始まった。プロとアマの架け橋の役割も求められる。3月中旬には女流選手権。ベスト8をめざして闘志を燃やす。