吉田正浪作品【上】市民会館―外浦・地蔵院 因島公園―因島南中巡る

因島田熊町出身の彫刻家・吉田正浪さんは9月8日因島文化協会から平成22年度因島文化功労賞を受賞した。吉田さんの作品は約200点にのぼるが、そのうち8点は、因島と生口島にある。


因島市民会館▽外浦町・地蔵院▽因島公園▽因島南中学校▽生口島・養護老人ホーム寿楽園▽因島芸予文化情報センター▽外浦町・石切風切宮神社▽本因坊秀策囲碁記念館。2回にわたり紹介する。

吉田正浪さんは、比治山大学短期大学部名誉教授、新制作協会会員。田熊町在住。73歳。

山羊を抱く青年

吉田正浪

石膏。185×65×55。昭和48年9月作。因島市民会館ロビーに昭和51年4月設置。子ども時代に家で山羊を飼っており、乳を飲んでいた思い出がある。また比治山短大でもモデルに山羊を飼っていた。第37回新制作展に出品された。

水子子安地蔵菩薩

吉田正浪

ブロンズ。165×78×74。昭和56年8月作。因島外浦町地蔵院境内。本堂の再建を記念して作られた。左は子安、右は水子。地蔵院は吉田家の菩提寺でもある。

潮―水軍之将

吉田正浪

ブロンズ。195×80×140。昭和61年5月。因島公園。故村井修さん(元因島汽船社長)の藍綬褒章受章を記念した作品。村上水軍の武将の雄々しい姿で因島を強く表現することを狙った。台座には、四国特産の青石を使用。さらに、作家・城山三郎著の「秀吉と武吉」から文章を引用。「目を上げれば海 運に任せて自在の海 あゝ人生は海」とある。

「母」

吉田正浪

テラコッタ(素焼き)。155×52×52。平成元年6月作。同7年1月、田熊中設置。同22年4月、学校統合に伴い因島南中に移転した。制作当時、姪が出産したのを記念して制作した。第5回卒業生の還暦祝いの時、同級生に請われて母校の田熊中に寄贈。台座は同級生の金本石材が寄贈。

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