合併後初の統一地方選胎動 参院選―柏村氏が焦点 県議選・市議選本番へ

 亀井―小沢連合による民主党・佐藤公治候補の擁立によって一挙に流動化した参院選挙広島選挙区(改選数2)の情勢。その後、溝手顕正氏が安倍内閣に入閣した。さらにつづいて中川秀直自民党幹事長が12日、来年2月22日の任期満了に伴う広島市長選について、柏村武昭参議院議員に立候補を打診した。
 柏村氏は、国政への意欲を強調するとともに即答を避け、1週間後の返答を約束した。来年の参院選での自民2議席独占は困難との見方が強いなかで柏村氏の動向が当面の焦点になりそうだ。


どうなる尾道市長選
 来年4月の統一地方選挙まであと半年となるなかで亀田良一尾道市長(79)の進退が大きな焦点となっている。9月定例議会での態度表明は見送られたが、12月定例議会での去就への言及は避けられないと見られる。
 市長の周辺は、「現在、亀田市長に代わる人物はいない」として、市長本人の出馬意欲が強いと見る。しかし、2期にわたって無投票がつづいたこと、4期目であること、さらには市長自身が来年は80歳を迎えることなど、決して好材料ばかりではない。
 とりわけ無投票が2期にわたってつづいていることが、情勢を極めて複雑にしている。行政と両輪と言われている議会にとって事態は重大である。もしも3期連続の無投票で亀田市政が誕生した場合、議会の存在意義が問われかねないからだ。
 実際、市民からの議会への突き上げはかつてなく強まっている。それを反映してか、「無投票は絶対にない」との声が高まり、有力議員をはじめ議会内外の人物の名前が、市長選候補として浮上している。
 さて藤田雄山県知事の選挙不詳事問題でゆれる県議会選挙も本番が刻一刻と迫っている。県議選の尾道市選挙区(定員4)は有力候補予定者が4人という無競争状態がつづいているが、因島地域から現職以外の人物の出馬をうながす動きが見え隠れし始めている。
因島乱立に危惧
 市議選も本番に向け煮つまり始めている。旧尾道市、御調町、向島町、瀬戸田町とも定員34人の激戦のために候補者をしぼる動きが見られる。そのなかで因島地域だけが、候補者を絞込んでいない状態である。今年の増員選挙からわずか1名減の12人が依然として立候補を予定している。
 「このままでは因島出身議員は2、3人になる」という見方が出ている。

(青木忠)

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