井伏鱒二全集編集者 前田貞昭教授訪問記
念願であった井伏鱒二全集(筑摩書房、全28巻)編集者のひとりである兵庫教育大学大学院(兵庫県加東市)前田貞昭教授=写真=訪問が実現した。4月25日のことである。
そのきっかけになったのが、一昨年11月に発表された因島高3年生の「井伏鱒二と『因島』」という研究論文であった。やがて私は、井伏が「因ノ島」(昭和23年1月文藝春秋)と「鞆ノ津付近」で、因島空襲にふれていることを知った。
またこの過程で前田教授が、井伏が早大生時代に半年間住んだ頃(大正10年~11年)の因島に関する研究論文を発表していることを知った。
「井伏鱒二と大正末年の因島・御調郡三庄町―井伏文学における因島検証の前提として」と「井伏鱒二『岬の風景』私注稿―木津川丸と大阪商船」である。
特に前者に私が「せとうちタイムズ」に書いた記事が引用されていた。その内容は、三庄町神田の備後クラブ周辺の変遷を記したものである。すぐ教授に電話し、それが自分の書いた記事であることを告げた。こうして交流が始まった。
また教授は「郷土を中心とした井伏鱒二関係資料」「井伏鱒二の中・四国路作品(県別一覧)」という資料を発表している。それを通じて因島・生口島を舞台にした作品が35編もあることを教えられた。
私はとりつかれたように井伏作品を読み始めた。全作品の読破を目標に掲げ、そのなかで郷土関係の作品を丁寧に読み込んでいくようになった。
前田教授との会話は弾み4時間近くにも及んだ。教授の指摘もあって私は、井伏鱒二が因島のなかでどのように記憶され、語り継がれてきたか、調べようと思った。
その大切さに気付いた、兵庫県加東市で過ごした一日であった。
(青木忠)
[ PR ]因島で家の解体のことなら「吾城」へ
当社には家の解体専門の部署があり、お客様のご希望に合わせた、よりよい施工内容をご相談・ご提案させていただいています。
空き家になった時のそのままの状態で、家具や食器、衣類などの処分から、解体後の用途に応じて砂利敷きや、アスファルト舗装等の工事までを一貫して施工します。
丁寧かつ迅速な施工で、因島はもとより島嶼部や尾道近郊においても、幅広く、ご好評いただいております。
【対応住宅】
木造住宅 / RC鉄骨 / 軽量鉄骨住宅 / アパート / 工場 / マンション
【お問い合わせ】
有限会社 吾城(ごじょう)
広島県尾道市因島重井町5800-42
TEL0845-26-2282
空き家になった時のそのままの状態で、家具や食器、衣類などの処分から、解体後の用途に応じて砂利敷きや、アスファルト舗装等の工事までを一貫して施工します。
丁寧かつ迅速な施工で、因島はもとより島嶼部や尾道近郊においても、幅広く、ご好評いただいております。
【対応住宅】
木造住宅 / RC鉄骨 / 軽量鉄骨住宅 / アパート / 工場 / マンション
【お問い合わせ】
有限会社 吾城(ごじょう)
広島県尾道市因島重井町5800-42
TEL0845-26-2282