GW初日しまなみ10周年祝う 多々羅大橋望む大三島上浦周辺 尾北高生書道披露や世良公則ライブ

 しまなみ海道10周年記念式典のオープニングイベント「しまなみ祭」は29日、多々羅大橋を望む愛媛県今治市上浦町(大三島)側周辺で開かれ、11月まで沿線各地で記念事業が繰りひろげられる。
 式典は午前10時から上浦歴史民族資料館で広島・愛媛両県の関係者約400人が出席して行われた。


 庄原市出身の和太鼓演奏者林英哲氏ら太鼓演奏に合わせ、尾道北高生ら沿線の3人が1.5メートル四方の紙に「島」「愛」「美」の3文字を書くパフォーマンスを披露。つづいて1999年のしまなみ開通の年に生まれた沿線の10歳児14人が自然や文化を守り未来に伝える「こども宣言」などがあって両県代表らが桜の木を記念植樹した。
 式典会場近くの道の駅、多々羅しまなみ公園の「まつり広場」では、海道沿線を拠点として活動している和太鼓グループなど21団体が特設ステージで郷土の伝統芸能やフラダンス、ライブを披露。
 しまなみ物産フェアでは沿線の特産品を16団体が出店。炭火焼きなど実演販売も好評だった。
 午後3時から上浦多々羅スポーツ公園では記念コンサート・世良公則ライブが盛り上がった。
尾道中心部のフラワーカーペット
 尾道市中心部ではオープニングに呼応、午前11時から広島県実行委員会主催の「フラワーカーペット」作製。JR尾道駅前や商業会議所記念館広場など4ヵ所に約12万本のチューリップの花ビラを敷き詰め、しまなみ開通10周年を祝った。
本四10橋総額7千300億
 本四連絡橋は尾道市と今治市を結ぶ59・4キロ。瀬戸内海西部の交通・輸送と産業振興を目的に7300億円をかけて建設。本四3ルートのうち3番目の1999年5月1日に開通した。
 交通量は3ルートの中で最も少なく多々羅大橋の集計による開通年度は198万2000台をピークに昨年度は182万7000台と下降。3月から始まったETC対象の料金値下げで交通量は増加しているが適用期間の2年間で振興策の対応をどうするか求められる。

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